ビルマネジメントビジネス研究会 2000 -2001実績 |
<趣旨と経緯> ビル・マネジメント・ビジネス研究会は1995年設立以来、アジアにおける日本の役割の重要性の認識からスタートし、アジア諸国の実情調査をいち早く実施すると同時に欧米先進国も含めた、ビルマジメントビジネスの可能性を探ってきました。 特にグローバルスタンダードによる大きな変革を余儀なくされている昨今では、欧米企業の新たな経営手法/問題解決手法に調査の重点がおかれてきています。 そこで本年度の研究会では昨年に引き続き、グローバル・スタンダードへの対応を一歩進めるとともに、本格的なネット革命の中でIT化への対応にも焦点をあて、大競争、大変革の時代にいち早く対応できる不動産ビジネス、ビルマネージメント・ビジネスを実践していくためのノウハウ獲得と最適システムの導入手法、技術協力のありかた等々を調査することを目的とします。 広くビルマネジメントにからむ建設・不動産業界、ビル設備・工事、システム機器やメーカー、ビルメンテナンス業界、さらに新しく出現してきた不動産金融ビジネスなど、21世紀初頭に向けて新しいビジネスチャンスに挑む関連産業界の方の積極的なご参加を期待いたします。 |
1.<グローバル化対応>所有と経営の分離や不動産の証券化に象徴されるようなビルマネジメントのグローバル化に伴う、新しいビジネスチャンス。すなわち保有資産から収益を生み出すといった従来型のビジネスではなく、事業ノウハウを活用して収益を生み出すフィービジネスなどの知識集約型ソフトビジネス創出のヒントを探りだすことに主眼をおき、下記分野の中よりいくつかのテーマを選定又は複合して選定し議論していきます。 *コンストラクションマネジメント(CM) 所有者・経営者の立場に立った不動産開発/建築のコスト・スケジュール・クオリティの管理 *プロパティマネジメント 物件の運営関し、ビル経営の立場に立った設備・警備・清掃等の運営全般管理を行う。 *アセットマネジメント 不動産だけでなく金融商品も含むあらゆる資産運用に関する助言。 *ファシリティマネジメント(FM) オフィス運営に関連してオフィスの設計や施設管理だけでなくコスト管理も含めたアドバイスを行う。 *デューディリジェンス 投資対象となる不動産についての評価を行うための調査 2.<IT化対応>ネット革命の進展により、インターネットの利用や高度情報化への対応を要求される各種施設における、施設・設備等の管理運営技術、施設のメンテナンスやセキュリティのあり方など施設のIT化に関わる様々な手法から業務の効率化に絡んだ業務のIT化すなわちビジネスのIT化までをとらえて議論していきます。先端的事例であるインターネットデータセンター(iDC)なども事例研究として調査いたします。 *オフィスビルのグレードアップ IT革命がオフィスビルに与える影響などビルビジネスの観点からIT戦略を考えます。 *トータルビルセキュリティ フィジカルセキュリティとサイバーセキュリティ等の両面からセキュリティの認識を高めます。 * 情報環境構築とFM IT革命やインターネット利用の高度化による施設環境のへの影響などの新しい側面からFMを考え、議論していきます。 |
<開催テーマと講師実績> 第一回 2000年12月6日15:00〜インテリジェントロビー「ルコ」 第二回 2001年1月25日15:00〜 インテリジェントロビールコ 第三回 2001年3月8日15:00〜 インテリジェントロビールコ 第四回 2001年4月17日青学会館シロガネ 第五回 5月29日インテリジェントロビールコ 2001年 6月 レポート提出 |
<運営組織>
主催:(株)日本インテリジェントビルシステムズ(NIS) 事務局:(株)ビジネス・インテリジェンス・ネットワーク (B.I.Net) 調査スタッフ:専門コンサルタントが情報収集、リポート作成にあたります。 会員は1社2名まで名簿に会員登録されます。御連絡は登録会員のみですがご本人欠席の場合の代理人出席は可能です。 |
*調査研究会の実施方法は開催年によって多少異なります。その年の
詳細な実施方法は事務局へお問い合わせください。
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