【講師陣紹介】

1.安田 浩 (やすだ ひろし)
東京大学 教授 国際・産学共同研究センター長

<プロフィール>
 昭和42年東京大学工学部電子科卒業、昭和47年同大学院博士課程修了。
同年4月日本電信電話公社入社。理事・NTT情報通信研究所所長を経て、平成9年 3月 退社。
NTT在職中は、画像符号化、画像信号処理、マルチメディアサービスに関わる研
究・開発に従事。
 平成9年4月東京大学教授、先端科学技術研究センター所属。平成10年4月より同大学教授、 国際・産学共同研究センター所属。平成15年4月より同センター センター長就任。
 高速通信網およびその応用、インターネットおよびその応用、画像処理・画像符 号化・知的財産権保護技術の研究ならびに感性工学研究に取組中。

今回発表内容

演題:「IT封鎖の回避」
概要:
何故セキュリティが重要になったか
被害の実態
住基ネットの実際
怖さのポイント
対策の基本
IT封鎖を避けるには
まとめ

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2.佐々木良一 (ささきりょういち)
東京電機大学工学部教授

<経歴>昭和46年東京大学卒業。同年日立製作所入所。システム開発研究所にてセキュリ ティ技術、ネットワーク管理システム等の研究開発に従事。同研究所主管研究長兼セ キュリティシステム研究センタ長等を経て現在東京電機大学工学部教授。工学博士
(東京大学)。情報処理学会論文賞、電気学会論文賞、著作賞受賞。著書に、「インターネットセキュリティ入門」岩波新書1999年等。情報処理学会フェロー、理事。情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会顧問。IFIP TC11(セキュリティ 技術)日本代表。

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発表テーマ「コンピュータフォレンジック」

アジェンダ:
攻撃を検知すれば、応急処置をするだけでなく、証拠となりうるデータを保存し、
(1)どのような被害を受けたか、(2)どこから侵入を受けたか、(3)誰が侵入者かなど
を分析し、その後の訴訟などに備えようという動きが、日本でも高まり始めています。 このような活動を支援する手段が、コンピュータ・フォレンジックス(Computer
Forensics)とかと呼ばれるものです。
  本講演では、(1)コンピュータ・フォレンジックスとは何か、(2)証拠性を確保
するための技術やツール、(3)証拠性情報の利用法などについて解説します。

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3.中登 義仁 (なかと よしひと)

株式会社ネットマークス 
インターネットソリューション事業部  認証基盤プロジェクト室 室長

<略歴>
1987年 日立造船情報システム入社
1988年 CAD/CAMシステムの開発に従事
1991年 住友電工ワークステーション入社 
    グラフィックライブラリの開発ならびにユーザサポートに従事
1995年 Firewall Gauntlet、及びワンタイムパスワード SecurIDの国内販売における ユーザサポートに従事
1997年 株式会社ネットマークス設立に伴い転籍
VPN製品 VPNetの製品化に従事
1998年 PKIシステムEntrustの製品化、技術支援に従事
2001年 バイオメトリクス認証事業の立ち上げに従事 
2002年より バイオメトリクス認証をベースにした認証基盤ビジネスに従事

〜発表概要〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「バイオメトリックデータによる個人認証」

情報セキュリティのレベル向上のためセキュアな認証基盤の確立が注目されており、中でもキーとなる個人認証は最も重要な課題である。本セッションでは、身体的特徴・特性を利用したバイオメトリクス認証とスマートカード、トークンなどの組み合わせにより確実に個人を特定し、さらにコンテンツレベルでのアクセスコントロールやシングルサインオンなどの導入により、強固なセキュリティを保持しつつ、利便性の確保が可能な統合認証基盤について紹介する。

1. 確実な個人認証の必要性
2. 様々な個人認証方法
3. バイオメトリクス認証について
4. バイオメトリクス認証の活用事例
5. バイオメトリクス認証の導入の注意事項
6. スマートカード等との併用
7. 認証基盤構築に向けて
8. 質疑応答

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4.講師 柴崎 正道(しばざき まさみち)

株式会社網屋  事業企画室 室長
ISMG リーダー
セキュリティコンサルタント
<略歴>
早稲田大学 卒

外資系金融機関においてI/S(情報セキュリティ運用)部門のマネジメントを担当
し、ポリシーコンプライアンスの実現に尽力する。その経験を経て、セキュリティ
はシステムで守るのではなく、人(組織)で守るものであるとの諦観に至る。現職
においては、ポリシー構築、詳細リスク分析、内部監査の実際的手法の定着と改善 を目的として情報セキュリティ運用支援業務に携わる。

平成9年 株式会社網屋に入社。
セキュリティ・システムの設計・構築・運用のコンサルティングに従事すると共に
、F/W解説本の翻訳監修、法政大学社会人講座をはじめとするISMS実装セミナーなど、啓蒙活動にも力を入れる。
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発表テーマ
タイトル:情報セキュリティマネジメントシステムのPDCA(継続的改善)実現のアプローチ
サブタイトル:内部監査プログラムの策定と運用の事例紹介